5月20日(月)13:30より、上野宗則さんをお招きして、死に向き合い、死を想う「スロー・デス・カフェ」を開催いたします。
わたし達自身も、大切なあの人も、いつか必ず死に、肉体は滅び、自然に還るもの。そんなことは、頭で理解していても、まるで永遠に生きるかのように、大切なひとがいつまでも隣にいるかのように、日々を駆け抜けていないでしょうか。
「死」なんて、あまり考えたくないかもしれませんが、「死」を考えるということは、「生」を考えるということです。「死」に直面した人がみせる強さや、底力や、愛の深さは、「死」と表裏一体の「生」の奇跡を強く感じるからなのかもしれません。
●「死」とは一体なんなのでしょうか?
● この世からいなくなるということだけなのでしょうか?
● なぜ私たちは生きているのでしょうか?
「スロー・デス・カフェ」とは、まさに「死から生の意味を考える」きっかけをつくるムーブメントなのだそうです。集まった人たちと、「ああでもなく、こうでもなく」ゆっくりと死について考え、対話しながら、生きている意味を噛みしめる時間を共に過ごします。
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この「スロー・デス・カフェ」のナビゲーターとして、上野宗則さんをお招きしました。
上野さんは、お父様との死別をきっかけに、死化粧用品等ご遺体ケアのための商品づくりや、「死への立ち会い」をテーマに、講演活動を続けている方です。
わたしは、別の会場で開催された「スロー・デス・カフェ」で上野さんと出会いました。「死」というテーマを、ユーモアを交えながら、真に迫るお話をしてくださる上野さんとその活動に感銘をうけ、ぜひ、より多くの方に上野さんと歩む「スロー・デス・カフェ」を体験して欲しくて、今回の企画となりました。
一度立ち止まって「死」について考えてみることで、自分自身や大切な人たちの「生」の奇跡の気づき、日々の過ごし方、時間の選択の仕方などを見直すきっかけにしたい。
また「死」を想うときに、多くのひとが同時に考える「生きる意味」を、いま一度考えてみる時間を持ちたい。生きていれば、苦楽ともにあるけれど、どう過ごそうとも、私たちは必ず「死」にゆく存在です。どうせなら「生きる意味」のポジティブな面に光を与え、楽しみ、「生」を味わい尽くす、前向きな「生きる意味」を見いだしてもらいたい。
死は辛くて、寂しくて、悲しいものですが、死に向き合い、死を想い、生きる意味を探ってみませんか。ふだん考えない「死」に想いを馳せながら、ゆっくりと、一緒にほろ苦い時間を味わいましょう。
スロー・デス・カフェとは?
(スローデスカフェの詳細については、以下ウェブページをご覧ください)
http://yukkuri-web.com/slowdeathcafe/about
(文責:わにスタッフ ゆうき)
◆ 詳細
■ 日時:
2019年5月20日(月)13:30~16:30(13:00開場)
■ 参加費:1800円(お茶とミニお菓子付き)
※ 参加費は、当日受付でお支払いください。
■ 場所:spaceわに
http://www.spacewani.com/
神戸市中央区中山手通3-15-11 2階
・JR 元町駅(東口)より、鯉川筋を山側へ、徒歩10分。
・阪急 三宮駅(西口)より、徒歩12分。
・地下鉄 県庁前駅(東1または西1出口)より、徒歩8分。
アクセス詳細はこちら
http://spacewani.com/access/
※駐車場、駐輪場などについては、上記アクセスページをご覧ください。
◆ お申込み
https://kokucheese.com/event/index/562282/
上記フォーマットよりお申し込みください。
◆ ナビゲーター紹介
上野宗則さん
1966年北九州市生まれ。株式会社素敬代表取締役社長。
「ナースのためのエンゼルメイク・アカデミア」主宰。「SOKEIパブリッシング」発行人。「ゆっくり小学校」ようむ員。
父親の死によって遺族となった経験から、死化粧用品などご遺体ケアの商品づくりを始める。その後、看取りに立ち会う医療者のための講習会や、日本における“デス・カフェ”の先駆け「スロー・デス・カフェ」WSなどを企画。文化人類学者の辻信一氏と「スロー・スモール・シンプル」の思想を伝える書籍や映像作品の制作を共にしながら、それらを世に問う場「ゆっくり小学校」を立ち上げた。農的な暮らしを社会に根づかせる、たのしい道具づくりにも励む。
著書に『エンゼルケアのエビデンス!?』(SOKEIパブリッシング)がある。
趣味はぶらぶら。民藝や現代アートが好き。