スタッフのNoriです。3月22日に実施しました、わにシネマのレポートです。
今回は、わにのコンセプトになっているサティシュのスローシネマを2本連続で上映いたしました。
昨年末に、「サティシュの学校」の上映会を実施しましたが、その後も上映にリクエストが多かったこともあり、3周年の意味も込めて実施いたしました。
第一部「今、ここにある未来」のキーワードは、soil,soul,society。自然(土)に触れ、自分(心)を大切にして、社会を育んでいく。3つを切り離すことなくバランスをとって持続可能な社会を作っていこうという言葉です。「豊かさ」とは、なんなのかを力強い言葉で説いていくサティシュのパワーに圧倒されます。この映像が発表された当時から全く色褪せないメッセージに感動しつつも、その深刻な今の状況に身がひきしまる思いでした。「変化を望むのなら、自らが変化になりなさい。」サティシュの語るガンジーの言葉のように自らが変化になれるように何ができるのか考えさせられます。
第2部「サティシュの学校 みんな、特別なアーティスト」では、slow,small,simpleの元、活動している拠点を巡ります。サティシュのシューマッハー・カレッジ(イギリス)、石見銀山生活研究所(島根)、ゆっくり小学校(山口)と場所は違っても昔からの知恵や伝統、自然との関わり、手仕事やコミュニティを大切にして今を生きる私たちに問いと答えを引き出してくれる場所。そして次の世代にそれをつないでいこうとするビジョンを持っています。そしてそれは、「美しさ」を持って行われる「アート」であるということです。「アート」を生み出すのは特別な才能を持った人だけでなく、誰もが特別な「アーティスト」だとサティシュは言います。生きていくこと、働くことにおいてを「美しく」あることが大事なことであると。
ほとんどの方が2本連続で鑑賞していただき、2時間半に及ぶ長さでしたが、真剣に見入っておられて、帰られるときにDVDや書籍を買ってくださる方もいて、皆さましっかりとサティシュの言葉を受けとめていただいた様子で良かったです。シューマッハーカレッジのツアー(東京アーバンパーマカルチャーのブログ記事【2019年6月】サティシュ・クマールと学ぶシューマッハ・カレッジ体験)を紹介すると、「行ってみたい!」という方もおられてこれから展開があると良いなあと思いました。各地でもサティシュの上映会が増えており、嬉しく思います。5/19にもゆっくり小学校5期生と上野宗則さんの主催による上映会とトークイベントがあるのでここで紹介いたします。FBイベントリンクはこちら興味を持たれた方は是非参加ください!