シューマッハカレッジで学ぶエシカル 後半

こんにちは。わにエシカル部の旅人みぽぽんです。
前回の投稿から早半年が過ぎてしまいました()
予告通り、イギリス、トットネスのエシカル活動についてご紹介致します。

シューマッハカレッジから車で10分くらいのところに、トランジションタウン トットネスがあります。トットネス駅からですと、緩やかな(?) 坂を上り、メインストリートまで徒歩15分くらいでしょうか? 個人商店のお店が軒を連ね、大手のスーパーやコンビニは見当たりません。シューマッハカレッジへ行く前日に、トットネスのローカルツアーに参加し、その理由を伺いました。


ガイドのHALさん。
まずは地形が理由のひとつで、細い、曲がりくねって入り組んだ道、こんなややこしい場所に大手企業が参入したいと思う?と笑ってはりました。 しかしその後、トランジションタウンとして注目が集まってくると、徐々に大手企業も目を付け始め、コ ーヒーチェーン店が出店しようとした時は、住民たちの活動によって出店をあきらめさせることができたとか。地域に目を向け、地域内の資源を最大限に生かし、循環させること。食料もエネルギーも、仕事も経済も、地域にとって大切なものを『再び住民と地域の手に取り戻そう。』と活動が進行しています。

『公共空間でみんなのために食べ物を育てる』プロジェクト 野菜、果樹、ハーブやエディブルフラワーなど、街の公共空間や未活用の土地などに植えて、住民でシェ アしようというプロジェクト。地産地消、プラスチックなどの包装をなくし、フードマイル
(食材が産地 から食される地まで運ばれる燃料や二酸化炭素排出量をその距離と重量で数値化した指標)を減らし、そして何よりも住民が植物を世話することを楽しむのが目的だそうです。

 

ごみゼロのお店 (Zero Waste Shop) オーガニック、環境保護、リサイクルショップなど様々な商店がありましたが、その中でもとても印象に 残り、こういうお店を日本でも広げていきたいと思ったお店を紹介します。

 

Earth.Food.Love

ドライフルーツ、調味料、ナッツなどの食料品、洗剤や日用品を量り売りで買えるお店です。基本は自宅から持ってきた瓶やタッパーなどに入れますが、旅人だった私はお店で紙袋を購入して、色ん なものを自分の好きな量を量って、日本へ持ち帰りました。このお店のオーナーはシューマッハカレッジ で学んだ方だそうです。

私の住んでいる神戸塩屋と地形もですし(坂がやたら多くアップダウンが激しい、そして細い道も多い) ローカルで色んな物を循環していこうとするところなど、似ている部分が多くあります。

 

シオヤコレクション』(チャリティーショップの古着屋さん)
町の中で服も想いも循環する、肩ひじ張らないまちづくりのカタチ。がコンセプト。参考にしているのがなんとイギリスのチャリティーショップのシステムとスタイルだそう。 クラウドファンディングで資金を集め、古着は全て寄付で調達し、店頭販売できなかった衣料品はNPO 法人やリサイクルショップへ寄付。売り上げの一部は障がい者や里親支援サポートセンターへの活動支援 につながっています。

 

旅するオウチ(旅する量り売りポップアップストア)
インテリアデザイナーさんで、サスティナブルな暮らしをデザインされています。シオヤチョコレートさんで(略してシオチョコ)不定期に量り売りのポップアップストアをされています。大量生産されていない旬なモノ、良い食材が手に入ったときにお店をオープンされているそうです。次回は523()『しおやおーがにっく市』で出店予定です。


私自身、シューマッハカレッジで学んでから、地産地消(今は自産自消を目指すべく畑で野菜栽培中)ロ ーカリゼーション、プラスチック削減、ゼロウェストを強く意識するようになりました。調味料でもこんなに使わないのにスーパーには choice がなく、パッケージされたものを買わざるを得ない 状況…そして結局少ししか使わずに捨てる(涙)良いものを必要な分だけ買えるシステムが進めば、色んな問題が解決されるのではないか?と思っています。(もしかしたら今流行のウイルスも!) まだ予定は未定ですが、シオヤコレクションさんで野菜の量り売り(仮名シオヤオヤ)をさせていただく 流れになっています。決まり次第、こちらでもお知らせしようと思います。
良いものを少しずついただき、今ある豊かさを次世代に残し引き継いでいくこと。 物が溢れ、外の世界は満ち足りている時代だからこそ、『足るを知る』心と自分の内側にどれだけ素晴らしいものがあるのかを今一度見直す必要があるのではないかと思います。そんな『足るを知る』のお話しをさせていただくことになりました。

しあわせの国「ブータン」のお話をしよう 〜 映画「タシデレ!」上映会と、みぽぽんブ ータンツアーの報告会 〜 | 神戸のヨガスタジオ space わに

映画『タシデレ!(幸あれ)祈りはブータンの空に』の上映会の後に、昨年2月に訪問したブータンのお 話をさせていただきます。
日本人が忘れかけている幸せのカタチ『足るを知る』について一緒に考えてみ ませんか?
次回は、お話会に参加されなかった方の為に、肌身で感じたリアルブータンをご紹介します。

 

わにエシカル部とは? “Something Ethical.” (生活に何か少しエシカルな活動を)をコンセプトに、がんばりすぎず、ゆるく、エシカルな暮らしを目指す活動です。
【ウェブ】https://spacewani.com/ethical/
【instagram】https://www.instagram.com/wani_ethical

 

青木美穂(みぽぽん)
エシカル部 旅人

20年近く航空業界に従事し、運命的な出会いから神戸塩屋に移り住む。ヨガ、食(最近、発酵モノ、自産自消、ローカリゼーションなどに興味津々)を広めるべく活動中。
身体と心と食を養い、シンプルでスッキリ暮らせれば、心地良く、優しく、楽しく、健康的に過ごせると考え、「自然と調和する」を目指している。

http://blog.livedoor.jp/yogaskyseaearth/